テレビで度々注目されるように、緑茶がもたらす健康への影響が再認識されています。 緑茶を飲み続けることによって、善玉菌の割合が増加し、生活習慣病を抑制する効果が期されていたり、科学的に証明されたわけではないですが、ガン予防に効果があると言われるカテキンにも注目が集まっています。
静岡県で一般に飲まれているのは「深むし」と呼ばれる製法で作られたお茶です。
この深むし茶には、普通のお茶にはほとんど含まれない、
●抗酸化作用のある βカロテン
●血行促進作用や免疫機能改善効果のある ビタミンE
●腸内環境を整える働きがある クロロフィル
などの優れた成分が含まれています。
牧之原は台地になっており、日差しをさえぎるものがなく、日照時間が非常に長いために、
緑茶は栄養をたっぷりうけ葉肉が厚い、渋み成分のカテキンたっぷりのお茶に育ちます。
そこで、渋みを和らげ、飲みやすくするために編み出された方法が、「深蒸し」と呼ばれる製法です。長時間蒸すことで茶葉の組織がぼろぼろになり、様々な成分が出やすくなります。渋み成分カテキンと、細胞のかけらがくっつきあうことで、渋みを感じにくく、飲みやすいお茶になるのです。
深むし茶は長時間蒸すため通常の煎茶より粉っぽくなりますが、旨味や栄養を摂取するには、「深むし茶」がもっとも最適です。
煎茶は見た目を良くするために茎や粉状の茶葉を取り除いています。 荒茶は、茎も茶葉の粉状の部分も入っていますから、より多くのお茶の栄養成分を摂取できるのです。
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